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無添加食品はなぜ好まれる?食品添加物についても解説

多くの食品には食品添加物というものが含まれています。食品添加物は食品を製造するために必要な製造用材で、食品の栄養成分の強化をはかる栄養強化剤や、ウインナーの赤、ハムの赤みなど食品の外観、色合いを良くしたり、風味をよくしたりするのに用いる甘味料や着色料、香料、他にも日持ちをよくする保存料や酸化防止剤などがあります。また、食品を美しくみせたり、おいしそうに感じさせたり、または、栄養成分や保存性を強めるものが含まれる、添加されている食品ということです。

これに対して無添加食品は、食品添加物に分類されるものや、合成添加物(天然の動植物から化学合成でない加工によってつくるものに対して、天然に存在する化学合成物・ビタミンとか、天然に存在しない化学合成物コールタールから作られるタール色素など)が使われていない食品です。

食品添加物は、人体に悪影響を及ぼすものも多く、中毒事件や様々な問題事例を受け、世界保健機関、日本も、基準を設けて食品添加物を制限しています。アレルギー疾患をもつ患者の増加も、食に問題がある指摘もされ、より健康的に生活できるよう、一人一人の意識改革がされてきています。そのため、無添加食品を求める人が多くなってきているのが現状です。ただ、無添加だから、安全なのか、この問題にも注目すべきです。